2024年9月、WordPressテーマ「STORK SE」をリリースしました。
これまでのOPENCAGE製テーマを知ってくださっている方の中には「STORK19とは何が違う?」「どっちがいいの?」などの疑問を持っている方もいらっしゃると思いますので、この記事で解説していきます。
目次
開発の経緯
2017年にブログ向けのWordPressテーマとして「STORK」が誕生、その後にアップグレード版の「STORK19」が開発されましたが、ブログ、ホームページ問わず、様々なWebサイトにご利用いただけております。
おかげさまで、STORKシリーズは長い間多くのユーザーに親しまれるテーマにもなりました。
ただ、Web制作者の目線としては様々なページ、コンテンツを作成するにあたって「ああしたい!こうしたい!」といった要望をSTORK19で実現するには、設計やデザインの制約による都合で難しい部分がありました。
また、テーマ開発者としては、ブロガーさんが従来のブログの型に囚われず、もっと大胆なレイアウトや多様な見せ方で、より面白いコンテンツを発信していただけるように進化させていきたいという想いも持っていました。
そんなこんなで開発に至ったテーマが、この「STORK SE」です。
これまでのノウハウを詰め込んだ特別なバージョンというイメージで「SE(”Special Edition”の略称)」を付けています。
※廉価版を意味するものではありません。
STORK19とSTORK SEの違い
STORK SEは、STORK19をベースにデザインや機能を再構成して、さらに洗練させたテーマです。両方のテーマの違いを1つずつ挙げるとキリがないのですが、大きく要点は下記の通りです。
これらの要点について、以下で解説していきます。
ホームページ制作にも使いやすいテーマ
STORK SEは、主にブログ向けのSTORK19をホームページ制作にも使いやすくしたテーマです。もちろん、ブログテーマとしても自信を持っておすすめできます。
どんなサイトにも合うように、よりシンプルで洗練されたデザインに調整していますので、様々なタイプのホームページに適用できるようになっています。さらに、コンテンツ間の余白やフォントサイズなど細部までこだわり、テーマ全体でレイアウトのバランスも調整しています。
コンテンツ幅(サイト全体の横幅とページの横幅)や、文章の行間や余白などのディテールは、テーマカスタマイザーのオプションでも調節できるようなっています。
また、機能についてもオプションなどの変更や追加が加えられていますが、2つのテーマの機能の違いについては、下記ページにまとめています。
シングルカラム(1カラム)レイアウトに特化
STORK SEの大きな特徴としては、STORK19が2カラムベースなのに対して、STORK SEはシングルカラム(1カラム)特化のテーマであるということです。(サイトの右側または左側に配置するサイドバーを排除しています)
1カラム、2カラムを切り替えるテンプレートも存在しないため、テンプレート構造に縛られることなく、投稿・固定ページでフルワイドコンテンツを作成できるようになっています。
固定ページから作るトップページやLPはもちろん、投稿のブログ記事でも注目度の高いビジュアルを作成できます。
STORK SEとSTORK19で共通のエディタ機能を搭載
もちろんSTORK SEはブロックエディタに最適化されたテーマであり、STORK19とは共通の機能拡張とカスタムブロック(STORK BLOCKS)を搭載しています。
今後のブロックエディタのメンテナンスやオプション追加などのアップデートについては、STORK SEとSTORK19、どちらも同じ内容で実施する予定です。
最後に
新しいテーマを開発するにあたって、ブロックテーマという選択肢もありましたが、開発から検証などを経て実用段階にできるまでに時間がかかるのと、その時点では不確定要素もあったため、STORK19をベースとしたテーマとして開発をスタートさせました。
ブロガーさんやWeb制作者さんを応援したいという想いでリリースに至りましたが、このテーマが皆さんの趣味やお仕事の良き道具となってくれたら幸いです。